【2023年2月15日更新】朝日小学生新聞の連載がLINE NEWSにアップされました

朝日小学生新聞の連載がLINE NEWSにアップされました。

今回は「理由と根拠」。

小学校では「三角ロジック」、大人になると「PREP(Point, Reason, Example, Point)」として教えられる話の構成です。

ただ、三角ロジックやPREPってなかなか浸透しないんですよ。。。

 

「根拠って、理由でしょ? なぜ理由を2回も書かなきゃいけないの?」

と腑に落ちない人が多いんですね。

理由と根拠の違いは、こういうことです↓

 

犯人はあなただ!(要点)

なぜならこの小窓から侵入できるのはあなたしかいないからだ。(理由=推理)

その証拠に、窓枠からあなたの指紋が検出されている。(根拠1=物的証拠1)

さらに、窓の下の足跡はあなたの靴と一致する。(根拠2=物的証拠2)

ゆえに犯人はあなただ!

 

「犯人はあなただ! この小窓から侵入できるのはあなたしかいないからだ」と推理だけ述べても、

「ハッハッハ! 探偵さん、想像力が豊かですねえww たしかに私は小柄ですが、だからといって窓から入ったという証拠にはならないでしょう?」と言い逃れされてしまいます。

だから推理と物的証拠をセットで示さなきゃいけないんですね。

《理由と根拠の違い》
理由=推理(目に見えない理屈)
根拠=物的証拠(目に見える)

 

 

 

小論文コーチ 鈴木鋭智

小論文コーチ 鈴木鋭智

 シリーズ20万部のベストセラー「小論文のオキテ55」シリーズの著者。現在は朝日中高生新聞で「書ける×受かる!小論文」を連載中。
 代々木ゼミナール講師時代、小論文を「文章表現ではなく問題解決の科目」と再定義することによって合格率を倍増させた。特に推薦対策の個別指導では早慶、医学部を含む第一志望合格率が9割を超える。
 その確実なノウハウは受験生のみならず就活生やビジネスパーソンにも支持され、現在はロジカルライティングの専門家として大手企業の社員研修に数多く登壇する。
 また地方の高校向けにオンライン小論文講習会を積極的に開催。7つの高校をつなぎ200人規模の講習会を成功させるなど、オンライン講義の手腕にも定評がある。
 東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。

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